■ 物語の背景 ■

空飛ぶ赤いワイン樽の舞台背景となる、二つの組織について紹介します。


 ■ 青空組合 -BlueSkyUnion-

通称”ギルド”。
10年前に結成されて以来、治安維持組織として活動を続ける。
空の暗黒時代を終わらせた組織として国からの信頼も厚く、 その権力は一民間組織の域にとどまらない。
近年では、その持ちすぎた権力による管理体制に不満を抱くも者も多く、 皮肉にもギルドの存在によって、空の治安が乱れつつある。

 ■ 反抗組織 -Redistance-

ギルドの管理体制に対して自由を掲げた組織。
基本的には何もしないが、ギルドに不当な圧力を受けた場合、 組織的に抵抗を行う。
構成メンバーの中にはもとギルドの人間も 多く、武力的面ではギルドに引けをとらない。

  ■ 登場人物 ■

空飛ぶ赤いワイン樽に登場するキャラクターの一部を紹介します。


 ■ マール

本作主人公の女の子。
レッドバレル(RedBarrel)に搭乗し、空の平和を守るため 東奔西走する。
ギルド認定の飛行士の資格を最年少の15歳で取得。 まだまだ経験不足だが、 仕事に対する直向きな姿勢がギルド内で評価されている。

 ■ ピート

ギルド所属の飛行士。
マールがギルドに所属するまでは、最年少の優秀な飛行士として 評価されていた。そのため、何かにつけてマールに強くあたろうとする。
根っこは素直な努力家だが、その方向性がズレることが多々ある。マールに対して言外の感情を抱いているが 本人は自覚していない。
搭乗機はブルークロウ(BlueCrow)。

 ■ フェルネット

かつてのマールの学友。
資産家の令嬢でありながら、上流階級の子供達とは馴染めず、マールのいた街の学校に通っていた。 自分の立場について十分自覚しているが、それでもマールの奔放な生き方に憧れている。

 ■ アイラ

ギルドのベテラン飛行士。
新米なのに無鉄砲で危なっかしいマールを放っておけず、よく面倒を見ることになる。 マールにとって良き先輩であり、姉のような存在でもある。
ホワイトクロス(WhiteCross)に搭乗し、卓越した技術をもって男顔負けに空を駆け巡る。

 ■ シェリー

反抗組織のメンバー。
かつてはギルドに所属しており、アイラとは旧知の仲である。 普段は温和な性格であるが、意志が強く、一旦決意したことを実行するためには多少の無茶を厭わない。 彼女の乗る機体は、ローズウィンドミル(RoseWindmill)。

 ■ グレーン

ギルド発足時のメンバーであり、ギルド内切っての実力者。
現在は若手の飛行士の監督役を務める。
彼の操る大型飛行艇グリンフロッグ(GreenFrog)は、単機で一飛行部隊と やり合うほどの火力を備える。